DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

攻守交代

映画「ディストピア パンドラの少女」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「The Girl with All the Gifts」。

兵隊が守る牢屋のような施設。
その施設に捕らわれているのは幼い少年少女たち。
勉強の時間になると自分で拘束具付きの車いすに乗り、兵士がベルトを締めるのを待つ。
菌によって人間を襲うようになった「ハングリーズ」の新種として囲われている子供たちだ。
その1人、メラニーは教師のジャスティノーになついていたが、軍曹のパークスはそれを快く思っていない。
科学者のコールドウェルは子供たちを解剖してワクチンを生み出そうとしていた。
しかし、施設はハングリーズによって襲われ、メラニー、ジャスティノー、パークス、コールドウェルたちは車で辛くも逃げ出すことに成功する。

メラニーにセニア・ナニュア。今作が初見。
ジャスティノーにジェマ・アータートン。「ビザンチウム」「タイタンの戦い」。
パークスにパディ・コンシダイン。今作が初見。
コールドウェルにグレン・クローズ。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。
監督はコーム・マッカーシー。今作が初見。

ゾンビ映画と思いきや、さにあらず。
ハングリーズたちは音と匂いによって、人間を襲う。
匂いを消すジェルを肌に塗るのだが、それも完璧ではない。
じっと突っ立っているハングリーズたちの間をそろそろとすり抜けるシーンは非常にスリリング。
しかし、そんなときに限って音を立てるヤツがいるんだよねw

★★★☆☆

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沖縄の日の翌日

映画「ハクソー・リッジ」を観た。
公式サイトはこちら。

太平洋戦争中の実話。
田舎町に住むデズモンドは、志願して入隊するも、宗教上の理由で銃を取ることを拒否する。
隊の仲間から暴行を受けたり軍法会議にかけられるが、信念を通す。
そして、沖縄の激戦地ハクソー・リッジに衛生兵として立った。

デズモンドにアンドリュー・ガーフィールド。「沈黙 -サイレンス-」「アメイジング・スパイダーマン」。
デズモンドの父トムにヒューゴ・ウィーヴィング。「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」。
デズモンドの妻ドロシーにテリーサ・パーマー。「ライト/オフ」。
グローヴァー大尉にサム・ワーシントン。「エベレスト 3D」「崖っぷちの男」。
監督はメル・ギブソン。

デズモンド当人の映像もラストで登場するのだが、いや、しかし、信じられない。
銃を持たずに戦争に行くということと、大戦中という非常時にそれを許す米軍。
そして、何より、狂気の中で殺し合う兵士たち。
むごたらしい戦死者の姿がこれでもかと登場するのは、メル・ギブソンのこだわりか。

★★★★☆

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ベッカムのデビュー戦

映画「キング・アーサー」を観た。
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原題は「King Arthur: Legend of the Sword」。

聖剣エクスカリバーを持つ父王ユーサーと母を、叔父のヴォーティガンの策略で殺されたアーサーは、街の売春婦たちに育てられた。
やがて街の裏社会でのし上がったアーサーは、岩に突き刺さったまま抜けない剣を抜いたことで、ヴォーティガンに捕らわれる。
しかし、メイジの魔術や仲間たちに救われ、反抗勢力にかくまわれる。
ヴォーティガンにジュード・ロウ。「グランド・ブダペスト・ホテル」「シャーロック・ホームズ」。
アーサーにチャーリー・ハナム。「クリムゾン・ピーク」「パシフィック・リム」。
メイジにアストリッド・ベルジュ=フリスベ。今作が初見。
ユーサーにエリック・バナ。「ザ・ブリザード」「ローン・サバイバー」。
兵士の1人にデビッド・ベッカムw
監督はガイ・リッチー。「シャーロック・ホームズ」。

ソード&マジックの典型的な展開。
ただ、ヴォーティガンの設定が中途半端で、魔術を手に入れて王座を奪ったにしては、詰めが甘い。
アーサーがスラム育ちの荒くれ者、という設定は意外性があるが、その設定に酔ったのか、いささか「本題」に入るまでが冗長。
また、アーサーがたびたび語る「予知」が本当に起こったことなのか、これから起こることなのか分かりにくく、少々混乱。
もう少し整理したら2時間もかからなかっただろう。

★★★☆☆

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意味不明な邦題

映画「光をくれた人」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「The Light Between Oceans」。

戦争の英雄として帰国したトムは、孤島の灯台守の職を得る。
地元の娘イザベルに好意を寄せられたトムは、その思いに応え結婚。
しかしイザベルは2度流産し、失意のどん底に。
そんな時、島にボートが流れ着く。
ボートにはすでに息絶えた男性と元気な赤ん坊が乗っていた。
トムは地元に報告しようとするが、イザベルは赤ん坊を育てると主張。
結局、トムが折れ、3人で暮らすことになった。
しかし、地元に戻ったトムは、夫とまだ赤子の娘を海で亡くした女性ハナに出会う。

トムにマイケル・ファスベンダー。「アサシン クリード」「X-MEN」シリーズ。
イザベルにアリシア・ヴィキャンデル。「リリーのすべて」「エクス・マキナ」。
ハナにレイチェル・ワイズ。「ロブスター」「オズ はじまりの戦い」。
監督はデレク・シアンフランス。今作が初見。

正直、つかみ所がないというか。
赤ん坊が流れ着いて、ハナが本当の母親であることにトムが気づいたところまでは良い感じなのだが、その後の展開が、やや駆け足。
もう少し罪をかぶったトムに対するイザベルを描いてほしかった。

★★★☆☆

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現実と真実

映画「怪物はささやく」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「A Monster Calls」。

少年コナーは、難病の母と2人暮らし。
コナーは想像力豊かだが、そのせいでクラスメイトからいじめられもしている。
また、コナーは毎晩、教会が崩れて母親が穴に落ちてしまう悪夢にも悩まされていた。
ある晩、コナーが絵を描いていると、教会のそばに立っている木が巨大な怪物に変身、コナーの元へやってきた。
怪物は「これから三つの物語を聞かせる。四つ目はお前が真実を話すんだ」と告げる。

コナーにルイス・マクドゥーガル。「PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~」.
母親にフェリシティ・ジョーンズ。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」。
祖母にシガニー・ウィーバー。「エイリアン」。
別れた父親にドビー・ケベル。「キングコング: 髑髏島の巨神」。
怪物の声とモーションキャプチャーにリーアム・ニーソン。「スター・ウォーズ」「沈黙 -サイレンス-」。
監督はJ.A.バヨナ。「永遠のこどもたち」。

「永遠のこどもたち」のレビューに私は「次回作に期待」と書いたが、まさに期待に応えてくれた(今作は次回作ではないけれど)。
怪物が話す物語部分は水彩画のタッチで描かれるアニメだが、この出来も素晴らしい。
学校や家庭の出来事に悩みながらも「現実」に向き合おうとするコナーをルイス・マクドゥーガルがよく演じていた。
ラストの「種明かし」に、涙腺の弱い人は滂沱の涙を流すことだろう。

★★★★☆

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