DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

リアル

映画「ポリーナ、私を踊る」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「Polina, danser sa vie」。

ロシアで小さな頃からバレエを習っているポリーナ。
成長したポリーナは、教室の先生の厳しい指導を受けながらも、ボリショイへの入団を勝ち取る。
しかし、ステージで目にしたコンテンポラリーダンスに心を奪われ、フランス人の恋人が帰国するのに合わせ、共にフランスへ渡る。

ポリーナにアナスティア・シェフツォワ。今作がデビュー作。
フランスのダンスカンパニー主宰者リリアにジュリエット・ビノシュ。「ゴースト・イン・ザ・シェル」「アクトレス 女たちの舞台」。
監督はバレリー・ミュラーとアンジェラン・プレルジョカージュ。いずれも初見。

ポスターの、ポリーナ役のアナスティア・シェフツォワの美しさに惹かれて観たw
が、作品の中の彼女はポスターで見る透明感のようなものは見られず、汗まみれで必死でバレエを踊る。
時には濃いメイクをしたりして、ますますポスターのイメージから離れていく。
そこが、この作品が、ただの「可愛い子がバレエをする映画」と違う点。
監督2人がドキュメンタリーを手がけていることもあるのか。

ただ、フランス映画だけあってw、ラストがなんとも。
フランス映画と、日本の、いわゆる文芸映画は似ていると思うのだが、それは映像的なものではなくて、雰囲気というか、作り方というか、「あとは観客の解釈と想像力に任せます」的なラスト。
ハリウッド的な作り方を肯定するわけではないが、なんとも・・・。

★★★☆☆

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3年ぶり

ミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ〜足ながおじさんより〜」を観た。
公式サイトはこちら。

坂本真綾さんが主演の舞台、3年ぶりの上演である。
初演が2012年9月、再演が2013年1月、再々演が2014年3月、そして今回。
今回は新曲や新しい台詞もあり、新鮮。
この作品を観るのは、私は今回が12公演目。
あと、東京の千穐楽と名古屋の大千穐楽の2公演を観る予定。

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懐かしい

映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「American Made」。

民間航空のパイロット、バリーは、本業の傍ら、密かにキューバの葉巻を密輸していた。
その「腕」を見込まれ、CIAに中米の偵察写真を撮るよう依頼される。
バリーは会社を辞め、危険を冒しながらも「任務」をこなし、やがてパナマのノリエガ将軍との仲介もつとめるようになる。
その働きにコロンビアの麻薬カルテルも目をつけて、バリーは麻薬の密輸にも手を染める。
CIAの指示でニカラグアの武器密輸も請け負い、バリーは部下を雇うまでになった。
しかし・・・。

バリーにトム・クルーズ。
バリーの妻ルーシーにサラ・ライト。今作が初見。
CIAのシェイファーにドーナル・グリーソン。「ブルックリン」「エクス・マキナ」「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。
監督はダグ・リーマン。「ザ・ウォール」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。

実話に基づく作品だが、1970年代後半という時代が時代だけに、あまり驚きもない。
話が進むにつれて、「ノリエガ」だの「コントラ」だのという、当時の外電面を賑わせた名刺が出てきて、なんだか懐かしい気分に。
ただ、邦題の「アメリカをはめた男」というのはしっくりこない。
アメリカは結果的にバリーを切ったのであり、むしろはめられたのは中米の連中。
ま、邦題の的が外れるのはよくあることだけど。

★★★☆☆

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どんでんがえし

映画「ゲット・アウト」を観た。
公式サイトはこちら。

黒人のクリスは、白人の恋人ローズの実家に行く。
心配していたクリスだが、ロースの両親に温かく迎えられ、うち解け始める。
しかし、住み込みで働くジョージーナとウォルターや、翌日に開催されたパーティーに現れたローガンも、黒人であるにもかかわらず、クリスによそよそしい。
パーティーの前夜、クリスはローズの母で催眠療法士のミシーに、禁煙のための治療を受けるが、それには違う目的があった。

クリスにダニエル・カルーヤ。「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」。
ローズにアリソン・ウィリアムズ。今作が初見。
ミシーにキャサリン・キーナー。「イントゥ・ザ・ワイルド」。
ローズの父ディーンにブラッドリー・ウィットフォード。「依頼人」「ロボコップ3」。
ローズの弟ジェレミーにケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。「ビザンチウム」「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」。
監督はジョーダン・ピール。今作が監督デビュー作。

予告編で見た限りでは、一癖ある展開だろうと思っていたのだが、その予想を超える展開に圧倒された。
これは観るしかない。

★★★★☆

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都市伝説

映画「ブレードランナー2049」を観た。
公式サイトはこちら。

旧式レプリカントを「解任」するために捜査官Kは、農場を経営するサッパーを処分する。
その過程で、Kは枯れた木の下に箱を、壊れたピアノの中から赤ん坊の靴下を見つける。
箱の中には人骨があり、その人骨は子供を産んだ際に死んだものだった。
しかし、骨にはレプリカントの標識が。
警部補のジョシは、治安維持の障害になるとしてKにその子供を見つけて処分するよう命令する。
一方、かつてレプリカントを製造していたタイレル社を引き継いだウォレス社長も、部下のレプリカント、ラブにその子の行方を追うよう命じる。

Kにライアン・ゴズリング。「ラ・ラ・ランド」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」。
Kのホログラムの恋人ジョイにアナ・デ・アルマス。「スクランブル」。
ラブにシルビア・フークス。「鑑定士と顔のない依頼人」。
ジョシにロビン・ライト。「ワンダーウーマン」「エベレスト 3D」。
ウォレスにジャレッド・レト。「スーサイド・スクワッド」「ダラス・バイヤーズクラブ」。
かつての捜査官デッカードにハリソン・フォード。
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。「メッセージ」「プリズナーズ」。

前作「ブレードランナー」は1982年の公開。
私はリアル・タイムで観たが、当時としては、まさにエポック・メイキングな作品だった。
退廃的な世界が舞台のSFは、ブレードランナーの前と後で分けることができるほどだ。
その続編ということで、否が応でも期待は高まる。

しかし、普通のSF映画だった。
前作公開当時から、レプリカント、レイチェルと「駆け落ち」したデッカードの行動については、様々な憶測を呼んでいた。
「デッカードもレプリカントだった」というものもあったが、今回はその説を実現する形でKがレプリカントという設定に。

前作でデッカードを殺す寸前で寿命が尽きたロイは、その死によって「生きる意味」を観客に知らしめた。
しかし、今作の「レプリカントが子供を産んでいた」というのは、少々飛躍しすぎではなかろうか。
そもそも、それがありえない(劇中では「奇跡」と称されていたが)ことは、ウォレスが知っているはずなのだが、あっさり子供を探すように命じるのも腑に落ちない。

★★★☆☆

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