DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

懐かしい

映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「American Made」。

民間航空のパイロット、バリーは、本業の傍ら、密かにキューバの葉巻を密輸していた。
その「腕」を見込まれ、CIAに中米の偵察写真を撮るよう依頼される。
バリーは会社を辞め、危険を冒しながらも「任務」をこなし、やがてパナマのノリエガ将軍との仲介もつとめるようになる。
その働きにコロンビアの麻薬カルテルも目をつけて、バリーは麻薬の密輸にも手を染める。
CIAの指示でニカラグアの武器密輸も請け負い、バリーは部下を雇うまでになった。
しかし・・・。

バリーにトム・クルーズ。
バリーの妻ルーシーにサラ・ライト。今作が初見。
CIAのシェイファーにドーナル・グリーソン。「ブルックリン」「エクス・マキナ」「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。
監督はダグ・リーマン。「ザ・ウォール」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。

実話に基づく作品だが、1970年代後半という時代が時代だけに、あまり驚きもない。
話が進むにつれて、「ノリエガ」だの「コントラ」だのという、当時の外電面を賑わせた名刺が出てきて、なんだか懐かしい気分に。
ただ、邦題の「アメリカをはめた男」というのはしっくりこない。
アメリカは結果的にバリーを切ったのであり、むしろはめられたのは中米の連中。
ま、邦題の的が外れるのはよくあることだけど。

★★★☆☆

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どんでんがえし

映画「ゲット・アウト」を観た。
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黒人のクリスは、白人の恋人ローズの実家に行く。
心配していたクリスだが、ロースの両親に温かく迎えられ、うち解け始める。
しかし、住み込みで働くジョージーナとウォルターや、翌日に開催されたパーティーに現れたローガンも、黒人であるにもかかわらず、クリスによそよそしい。
パーティーの前夜、クリスはローズの母で催眠療法士のミシーに、禁煙のための治療を受けるが、それには違う目的があった。

クリスにダニエル・カルーヤ。「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」。
ローズにアリソン・ウィリアムズ。今作が初見。
ミシーにキャサリン・キーナー。「イントゥ・ザ・ワイルド」。
ローズの父ディーンにブラッドリー・ウィットフォード。「依頼人」「ロボコップ3」。
ローズの弟ジェレミーにケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。「ビザンチウム」「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」。
監督はジョーダン・ピール。今作が監督デビュー作。

予告編で見た限りでは、一癖ある展開だろうと思っていたのだが、その予想を超える展開に圧倒された。
これは観るしかない。

★★★★☆

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都市伝説

映画「ブレードランナー2049」を観た。
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旧式レプリカントを「解任」するために捜査官Kは、農場を経営するサッパーを処分する。
その過程で、Kは枯れた木の下に箱を、壊れたピアノの中から赤ん坊の靴下を見つける。
箱の中には人骨があり、その人骨は子供を産んだ際に死んだものだった。
しかし、骨にはレプリカントの標識が。
警部補のジョシは、治安維持の障害になるとしてKにその子供を見つけて処分するよう命令する。
一方、かつてレプリカントを製造していたタイレル社を引き継いだウォレス社長も、部下のレプリカント、ラブにその子の行方を追うよう命じる。

Kにライアン・ゴズリング。「ラ・ラ・ランド」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」。
Kのホログラムの恋人ジョイにアナ・デ・アルマス。「スクランブル」。
ラブにシルビア・フークス。「鑑定士と顔のない依頼人」。
ジョシにロビン・ライト。「ワンダーウーマン」「エベレスト 3D」。
ウォレスにジャレッド・レト。「スーサイド・スクワッド」「ダラス・バイヤーズクラブ」。
かつての捜査官デッカードにハリソン・フォード。
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。「メッセージ」「プリズナーズ」。

前作「ブレードランナー」は1982年の公開。
私はリアル・タイムで観たが、当時としては、まさにエポック・メイキングな作品だった。
退廃的な世界が舞台のSFは、ブレードランナーの前と後で分けることができるほどだ。
その続編ということで、否が応でも期待は高まる。

しかし、普通のSF映画だった。
前作公開当時から、レプリカント、レイチェルと「駆け落ち」したデッカードの行動については、様々な憶測を呼んでいた。
「デッカードもレプリカントだった」というものもあったが、今回はその説を実現する形でKがレプリカントという設定に。

前作でデッカードを殺す寸前で寿命が尽きたロイは、その死によって「生きる意味」を観客に知らしめた。
しかし、今作の「レプリカントが子供を産んでいた」というのは、少々飛躍しすぎではなかろうか。
そもそも、それがありえない(劇中では「奇跡」と称されていたが)ことは、ウォレスが知っているはずなのだが、あっさり子供を探すように命じるのも腑に落ちない。

★★★☆☆

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体を張るということ

映画「アトミック・ブロンド」を観た。
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イギリスのスパイ、ロレーンは、壁の崩壊間近いベルリンへ向かった。
現地で殺された同僚のガスコインは世界中のスパイのリストを手に入れたが、それをソ連のスパイに奪われていたのだった。
そして、ベルリンに潜む二重スパイの存在を確認する使命も帯びていた。
現地でやはりスパイのパーシヴァルの協力を得ながら探り始めるロレーン。
しかし、彼女をつけるフランスのスパイ、デルフィーヌの存在や、行く先々で遭遇するトラブルに、ロレーンは疑問を感じ始める。

ロレーンにシャーリーズ・セロン。「スノーホワイト/氷の王国」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。
パーシヴァルにジェームズ・マカヴォイ。「Xーメン」シリーズ、「スプリット」。
フランスのスパイ、デルフィーヌにソフィア・ブテラ。「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」「キングスマン」。
監督はデヴィッド・リーチ。

とにかくシャーリーズ・セロン演じるロレーンのアクションがすごい。
殴る、蹴る、撃つ、刺す、なんでもあり。
ヘロヘロになりながらも相手を倒そうとする姿勢に感動すら覚えた。
ストーリーは欺し合いの連続なので、途中で居眠りすると訳がわかんなくなるので注意が必要。
いや、眠くなるわけはないけど。

★★★☆☆

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そして、空から・・・

映画「猿の惑星 聖戦記(グレート・ウォー)」を観た。
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原題は「War for the Planet of the Apes」。

シーザー率いるエイプたちは、人間たちとの争いを避け、森の中でひっそりと暮らしていた。
しかし、「大佐」が率いる軍が急襲、シーザーは妻と息子を殺害される。
シーザーは復習に燃え、エイプたちを森から逃がす一方、自らは少数の仲間と大佐を探しに向かう。
途中、人間の村で言葉を話せない少女を救い、言葉を話す新たなエイプを仲間に加える。
そして、ついに大佐の軍の本拠地にたどり着く。

大佐にウディ・ハレルソン。「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」。
少女=ノバにアミア・ミラー。「ライト/オフ」。
監督はマット・リーヴス。「猿の惑星: 新世紀」「モールス」「クローバーフィールド/HAKAISHA」。

新シリーズのラストらしく、初代「猿の惑星」で登場するキャラや場所がちらほら。
シーザーの子コーネリアス、人間の少女ノバ、テイラーたちが不時着することになるであろう湖。
そして、なぜ初代「猿の惑星」に登場する人間たちは言葉を話せないのか。

そういう点では、初代「猿の惑星」ファンとしては、見逃せない作品なのであるが、肝心の内容が今ひとつ。
ラストの大佐の行動も不可解だし、大佐と彼を追う別の軍との関係も、大佐からの情報しかないので、今ひとつはっきりしない。
また、初代「猿の惑星」に登場するノバが黒系の髪と瞳だったのに対し、今作のノバは金髪碧眼だったのも、感心しない。

140分とそこそこ長いので、無理に映画館へ行く必要もないだろう。

★★★☆☆

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