DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

中途半端

映画「メアリと魔女の花」を観た。
公式サイトはこちら。

少女メアリは大叔母の家に引っ越してきた。
村の少年ピーターと知り合うが赤毛をからかわれ、良い気がしない。
ある日、ピーターの飼い猫ティブとギブに誘われるまま森に入ったメアリは、そこできれいな花を見つける。
庭師のゼベディは「夜間飛行」という名であることを教える。
しかし、その花は「魔女の花」で、その花の汁を手にしたメアリは森の木に埋もれていた箒で空を飛び、雲の上の魔法使いの学校エンドア大学に降り立つ。
そこには校長のマンブルチュークと科学者のドクター・デイがいたが、2人はある野望のため魔女の花を探していた。

監督は米林宏昌。「思い出のマーニー」「借りぐらしのアリエッティ」。

スタジオジブリにいた監督らしく、ジブリ色が非常に強い作品。
というより、ジブリの最新作と言ってもよいぐらい、作風を「引きずって」いる。
なので、どうしてもジブリ=宮崎作品と比べてしまうのだが、やはり格段に落ちる。
すでに宮崎作品は全盛期の面影はなくなっているのだが、それよりも落ちると言わざるを得ない。
おそらく、(ドキュメンタリー映像を見る限りだが)宮崎監督なら頭から湯気を出して怒るのではなかろうか。
とにかく展開が雑。
たとえば、お手伝いさんバンクスが服装が、普段着から喪服に10分も立たないうちに替わっていたり、メアリの独白が多すぎる。
空を飛ぶシーンも疾走感がまるでない。
そして、なにより「なぜそうなるのか」という理由付けが弱い。
なぜ魔女の花は数年に一度しか咲かないのか。
なぜ校長たちは魔女の花のことを知っていたにもかかわらず学園内に咲いていることを知らなかったのか。
なぜ校長たちは魔女の花の種を奪われた後、その種を探そうとしなかったのか。
なぜ大叔母は家を捨てることになったのか。
どうやって魔女の花の種を盗んだ魔女は、箒なしで離島に家を構えることができたのか。
どうやって実験動物やピーターは学校に連れて行かれたのか。
学校の生徒たちはどういう人たちで、どこから学校に通っているのか。

こんなに疑問が浮かぶ作品も珍しい。
次回作に期待。

★★☆☆☆
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