DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

火星にひとりぼっち

映画「オデッセイ」を観た。
公式サイトはこちら。
原題は「THE MARTIAN」。

火星で有人探査の任務に当たっていた「アレス3」のメンバーは、猛烈な砂嵐に遭遇する。
計画を切り上げ、母船に戻ろうと帰還船に向かったとき、メンバーの1人で植物学者でエンジニアのワトニーに、吹き飛ばされたアンテナが直撃、通信が途絶えてしまう。
船長のルイスは他のメンバーを帰還船に乗せて捜そうとするが、嵐で帰還船が傾き始める。
やむなく火星をあとにするルイスたち。
しかし、ワトニーは生きていた。

ワトニーにマット・デイモン。
ルイスにジェシカ・チャステイン。「クリムゾン・ピーク」「インターステラー」。
メンバーの1人、マルティネスにマイケル・ペーニャ。
同、ヨハンセンにケイト・マーラ。「ファンタスティック・フォー」 (2015年版)「トランセンデンス」。
NASA長官のサンダースにジェフ・ダニエルズ。「LOOPER/ルーパー」。
監督はリドリー・スコット。

原作はアンディ・ウィアー著「火星の人」。

私は読んでおり、好きな作品の1つ。
小説の物語はワトニーのログを中心に進むので、映画と同じ感じ。
さて、ここからはネタバレの要素を含むので、まだ観ていない人は、観てから読んで欲しい。




小説では、ワトニーをこれでもかと不測の事態が襲う。
その中には映画では描かれなかったものもあるが、まあ映画の尺の中では仕方ないだろう。
たとえば、ローバーを改造中に、ワトニーの不注意でパスファインダーが壊れてしまって通信ができなくなったり、アレス4の帰還船へ向かう途中でローバーが横転してしまったりする。
いずれも非常にスリリングな展開で、そのたびにワトニーが難題を克服していく。
また、クライマックスのランデブーも、映画ではルイス自ら迎えに行くもののロープが足りなくなってしまうが、小説ではちゃんと帰還船までベックがたどり着いて救出する。

小説を読んでいないと、なぜアレス4の帰還船が火星にあったのか、わからなかったのではなかろうか。
また、映画ではロープが足りなくなるが、なぜそこまで計算していなかったのか。
山場をスリリングにするためだと思われるが、きちんと計算せずにミッションに出るなど、いくらなんでも考えられないだろう。
ひょっとして「ゼロ・グラビティ」に触発されちゃったのかな。
ちなみに小説では「アイアンマン」は却下される。
個人的には小説の方が面白いと言わざるを得ない。

★★★☆☆

余談だが、ロバート・ガルブレイス著「カイコの紡ぐ嘘」を最近読んだのだが、その中に気になる記述が。
電子版なので具体的に何ページかは分からないのだが、上巻5章の「水曜の夜にはウェンブリー・スタジアムでイギリスとフランスの親善試合が予定されている。」という部分。
これ、サッカーの試合のことなのだが、首をひねってしまった。
だって、サッカーのイギリス代表はオリンピック以外では滅多に結成されないからだ。
あくまで推測だが、「イングランドとフランス」を「イギリスとフランス」に訳してしまったのではないだろうか。
いや、あくまで推測ですよ。
プロの翻訳者がまさかイングランドとグレート・ブリテンを取り違えることはないでしょうから。
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