DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

ゲージツの秋

先月行くはずだった展覧会めぐり、ようやく達成。
まずは国立科学博物館「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」。
公式サイトはこちら。
振替休日の朝10時だから混んでいるかな、と思ったらそうでもなかった。
入り口にも列はなく、すぐに入れた。
何しろ「本物の感動を発掘しよう」というコピーであるから、期待も膨らむ。
うーむ、やっぱり「本物」は違う。
だいたい9割は本物の化石。
サウロロフスや、
恐竜博3
タルボサウルス、
恐竜博4
ヴェロキラプトルの全身骨格は迫力満点。
恐竜博5
全身が見つかっていない化石も、見つかったところだけ組み立ててしっかり展示。
客寄せの動くぬいぐるみがないのも、さすが科博。
音声ガイドも進歩していて、なんとタブレット型。
恐竜博2
いろんな展覧会に行ったけどこれは初めて。
ちょっとかさばるけど、音声だけではなくて、画像でも解説してくれるので、今後は主流になるかも。
十分堪能して外に出たら長蛇の列。
恐竜博1
「最初は混んでるからゆっくり行こうよ」なんて考えは甘いのだ。

次は東京国立博物館の「京都 洛中洛外図と障壁画の美」展へ。
京都1
公式サイトはこちら。
洛中洛外図屏風と言えば、歴史の教科書に載っているアレであるが、今展覧会では「洛中洛外図屏風」と名の付いている7点を全部展示。
ということで期待していったが、なにしろ細かい上に人の列で満足に観られず。
早々に諦めて、目玉の一つである4K映像による竜安寺の四季を観る。幅16メートルのほぼ実寸大という映像は、なるほど迫力があった。
これにも増して迫力があったのは、二条城の襖絵を集めた展示。
二条城の部屋の配置通りに展示されていて、豪華絢爛さがよく分かる。
これだけでも観る価値は十分。
平日にもう一度行ってみたくなった。

次は国立西洋美術館「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展」へ。
ミケランジェロ1
公式サイトはこちら。
もちろん、システィーナ礼拝堂の天井画や壁画は持ってこれないので、実物の絵は素描が中心。
がしかし、なんと礼拝堂の天井画と壁画「最後の審判」を大画面で展示。
これには実物ではないけれど感動。
単純だけど、良いアイデア。

1日目の最後は国立新美術館「印象派を超えてー点描の画家たち」展へ。
点描画1
公式サイトはこちら。
スーラ、ゴッホ、モンドリアンといった点描を追求した画家たちの作品が中心。
最初はモネやシスレーといった印象派の作品たちが並べられているが、進むにつれてスーラとシニャックの点描画に発展していき、さらにはモンドリアンの近代美術へ帰結していく様子がよく分かる展覧会。
これは勉強になりました。

2日目は横浜美術館「横山大観展 良き師、良き友」展へ。
大観展1
公式サイトはこちら。
横山大観をはじめ、彼の友であった今村紫紅、小杉未醒(放菴)、小川芋銭、冨田溪仙といった近代日本画壇を築いた画家たちの展覧会。
大観がいかに友人たちの画風から影響を受けていたか、ということを中心に構成された展示。
私が注目している日本画家の一人、山口晃さんが、5人の師であった岡倉天心も含めた6人の肖像画も展示してあって、なんとなく儲かった気分。
平日はやはり空いていて、ゆっくりと鑑賞できた。

次にパナソニック汐留ミュージアム「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」展へ。
モローとルオー1
公式サイトはこちら。
美術学校の生徒だったルオーを指導しながらも、その作品から師であるモロー自身もインスパイアされるという関係。
音声ガイドはないが、ほとんどの作品につけられた解説文が非情に丁寧で、その2人の関係がよく分かる。
この展覧会では4Kテレビで、パリのギュスターヴ・モロー美術館を紹介。もちろんパナソニック製。

今回の展覧会めぐり最後はブリヂストン美術館「カイユボット展」。
カイユボット1
公式サイトはこちら。
不勉強ながら、カイユボットの作品はよく知らなかった。
しかし、今回の展覧会でファンになってしまった。
印象派の重要なパトロンで、しかも自らも印象派展に出品するという、才能に満ちた画家。
今回の展覧会は本人の作品のみならず、弟が撮影した写真も展示。
写真によって、作品が描かれた時代背景もよくわかる。
こういう展示方法も珍しい。

もうちょっとゆっくり観て回りたかったが、2日ではこれが限界。

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