DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

成長

映画「コクリコ坂から」を観た。
公式サイトはこちら。
監督は絶望的な駄作「ゲド戦記」を作ってしまった、宮崎五朗。
さて、2作目は…。

時は60年代。
船長である父親を朝鮮戦争で亡くしてしまった高校生、海。
彼女は下宿屋の手伝いとして日々、忙しく働いていた。
ある日、彼女は、取り壊しの危機にある高校の別館「カルチェラタン」の存続を訴える俊と親しくなる。
しかし、海と俊には、2人が思いもよらぬ、親の過去に関する因縁があった。

正直、ラストでは思わず感動してしまった。
特に感動を呼ぶようなストーリー展開ではないし、むしろ、淡々と若い2人の恋物語を描いている。
しかし、その淡々とした描き方が、新鮮な感動を覚えさせた。
それは、凝りすぎた展開や複雑な相関関係、「技術」に頼りすぎている現在の日本のアニメ作品が多いなか、純粋にキャラクターを描いているから、素直に心に響いてきたのではないだろうか。

ゲド戦記同様、この作品の原作の愛好者にとっては、不満の残る作品かもしれない。
しかし、ゲド戦記の場合、原作を知らないからこそ余計訳がわからない作品だったと思う。
今作は、原作を知らない私でも楽しめただけでも、吾朗監督は監督として成長したといえるのではないだろうか。

★★★☆☆
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