DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

アンブリン

映画「ヒアアフター」を観た。
公式サイトはこちら。

津波に遭い死にかけた女性キャスター。
双子の兄弟を事故で失った少年。
かつて「本物の」霊能者として一世を風靡した男。
3人はそれぞれ、パリ、ロンドン、サンフランシスコで「死後の世界」に接しながら生きている。
やがて、その歩みは交差するのだが・・・。

監督は、すでに名匠と言ってよいのかも知れないクリント・イーストウッド。
脚本に「フロスト×ニクソン」の原作を書いたピーター・モーガン。
女性キャスターにセシル・ドゥ・フランス。私は今作が初見。
霊能者の男に、マット・デイモン。「インビクタス」に続いてのイーストウッド作。

冒頭の津波のシーンを除けば、イーストウッド作品らしく、例によって淡々と物語は進んでいく。
キャスターのマリーは、一瞬垣間見た死後の世界が何だったのか追究しようとし、職を失ってしまう。
少年マーカスは、頼り切っていた双子の兄ジェイソンを失ったうえに、薬物中毒の母親が入院してしまい、二重の喪失感に押しつぶされそうになっている。
かつての「商売道具」霊能力を封じたジョージだが、一儲けを企む兄によって、再びその能力を発揮するハメになる。
「死とは何なのか」を、それぞれの立場で考え、悩まされていたやがて3人は、導かれるようにしてロンドンに集まる。

ヒアアフター(Hereafter)とは、「あの世」のこと。
正直、イーストウッドがこのテーマで映画を撮るとは意外だった。
何となく、そういったものと一線を画していそうだったのだが、私の思い込みだったのか。

マリーが死後の世界についての本を書こうとして、スタッフにあきれられたり、
マーカスが死んだ兄と話したくて、様々な「霊能力者」(インチキ)と会うシーンと、
本物の能力で死者と会話するジョージのシーンがうまく絡み合っている。
そこが、イーストウッドのうまいところだろう。

ただ、ラストをどう解釈したらよいものか。
「あなた次第」と言われているようで、消化不良気味だよな。
と思っていたら製作総指揮は、あの才能枯渇監督だった。

★★★☆☆
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