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DENDROBATIC LIFE

樹上生活の日々。

忘れ去られた狙撃者

映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」を観た。
公式サイトはこちら。

失業中のサムは、家賃滞納で立ち退きの危機に瀕しているアパートの近所に住む女性、サラに恋する。
しかし、サラは再会を約束した日に失踪、サムは乏しい手がかりをたどって、サラを探し始める。

サムにアンドリュー・ガーフィールド。「ハクソー・リッジ」「沈黙ーサイレンスー」。
サラにライリー・キーオ。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「グッド・ドクター 禁断のカルテ」。
監督はデヴィッド・ロバート・ミッチェル。今作が初見。

どうやらヒッチコックのサスペンスものを彷彿とさせたいらしく、カメラワークや仰々しさすら感じさせるBGM、そして、劇中に「HITCHCOCK」と刻まれた石版まで登場させるという念の入れよう。そこまでしなくても分かるって。

物語の展開は、サムがあっちに行ったりこっちに行ったりして進んでいくが、鍵を握っているらしい人物が、何かを匂わせては消え、再び登場する様や、今後の展開につながりそうでつながらない出来事は「ツイン・ピークス」も感じさせる。

これといったクライマックスもなく、何だがグダグダな終わり方は、正直、眠気を誘った。

★★☆☆☆

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よみがえる青春

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観た。
公式サイトはこちら。

伝説のバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの物語。
空港の荷物係だったフレディは、バーのステージで演奏していたブライアン・メイとロジャー・テイラーに声をかけて、ジョン・ディーコンを加え、バンドを結成する。
バンドは「クイーン」と名乗り、一躍スターダムを駆け上がる。
フレディはつきあっていたメアリーと結婚するが、フレディは自分がゲイであることを自覚し始める。

フレディーにラミ・マレック。「ナイト ミュージアム」シリーズ。
ブライアンにグウィリム・リー。今作が初見。
ロジャーにベン・ハーディ。「オンリー・ザ・ブレイブ」「X-MEN: アポカリプス」。
ジョンにジョゼフ・マゼロ。「G.I.ジョー バック2リベンジ」「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」。
メアリーにルーシー・ボイントン。「オリエント急行殺人事件」(2017年)。
監督はブライアン・シンガー。「X−MEN」シリーズ、「ジャックと天空の巨人」。

22時からの先行上映、劇場に集まったのは熱心なクイーンのファンとみえて、エンドロールではあちこちですすり泣きが。
私もライブエイドのシーンでは、少し前にケーブルテレビで本物の映像を見ていただけに、思わず目頭が熱くなってしまった。

私がクイーンを知ったのは中学1年の頃だから1978年頃か。
その頃、NHKでは日曜日の夕方に外タレ(死語か)のライブビデオを流していて、そこでBBC作成のクイーンのビデオを観たのがきっかけ。
フレディのボトムレスマイクのパフォーマンスがかっこよくて、一発でファンになってしまった。
たまたま同級生がクイーンのアルバム「オペラ座の夜」を持っていたのでダビングしてもらい、中学への進学祝いで買ってもらったラジカセでよく聞いていた。
日本での最後の公演があった1985年は、私は上京していたのだが、新入社員の研修中で断念。いまでも心残りである。

と、映画に戻るが、クイーンの面々は、フレディーのラミ・マレック以外は「そっくりさん」といいぐらい。
ラミ・マレックのフレディは、歯並びを強調しすぎていて、しかも目が大きいので、いわば「残念なそっくりさん」。
しかし、フレディ独特のステージパフォーマンスは生き写しと言ってよいだろう。

ファンは必見である。

★★★☆☆

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どろどろ

映画「ヴェノム」を観た。
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ジャーナリストのエディは、宇宙事業まで手がけるライフ財団がなんらかの事業で死者を出していることをつかむ。
しかし、取材中にライフ財団のボス、ドレイクに疎まれ、職を失い、恋人で弁護士のアンとも別れることになる。
財団の科学者スカースは、エディを財団の実験室に侵入させ、彗星から入手したシンビオートという生命体で実験を行っていることを伝えるが、エディはそのシンビオートに「寄生」されてしまう。

エディにトム・ハーディ。「ダンケルク」「レヴェナント 蘇えりし者」。
ドレイクにリズ・アーメッド。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」「ナイトクローラー」。
アンにミシェル・ウィリアムズ。「ゲティ家の身代金」「ワンダーストラック」。
スカースにジェニー・スレイト。「彼女が目覚めるその日まで」「gifted/ギフテッド」。
監督はルーベン・フライシャー。「L.A. ギャング ストーリー」「ゾンビランド」。

「スパイダーマン3」(2007年)にも登場したシンビオート。
今回は堂々の主役である。
しかし、外見とその形態は、なんとなく「スポーン」(1998年日本公開)を彷彿とさせる。

シンビオートには何種類かあるようで、今作ではシンビオート最強の「ライオット」が登場するが、ライオットは宿主をえり好みしないが、ヴェノムは「合わない」と宿主が死に至る。
その違いの説明がないので少々もやもやを感じたが、「最強」ゆえか?

前半の見せ場、カーチェイスは予告編でバンバン露出しているだけあってエキサイティング。
後半もライオットとの戦いが圧巻。
もちろん続編も。

★★★☆☆

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ノルウェーのサイコ・ホラー

映画「テルマ」を観た。
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ノルウェーの田舎で育ったテルマは、進学を機に都会へ出てきた。
内気なテルマだったが、自習室でてんかんのような発作に襲われる。
たまたま隣に座っていたアンニャと仲良くなるテルマだが、開放的なアンニャに対して、信心深い両親の元で育ったテルマは、パーティーでもさえない。
しかしアンニャはそんなテルマをコンサートに誘い、それをきっかけに一線を越える。
女同士の恋に悩むテルマだが、一方で発作の原因を探るべく診察を受けるが、次第に忘れていた幼少の頃の記憶がよみがえる。

監督はヨアキム・トリアー。今作が初見。

ノルウェーの作品というのは2012年の「トロール・ハンター」以来か。

今作の予告編では、ちょっと「キャリー」めいた感じを受けたが、まったく正反対。
静かな展開に「ほんとにホラー?」と思ってしまったが、そこかしこに挟まれるテルマの過去に辛抱強くストーリーを追う。

後半、テルマが検査を受けてからが、がぜん面白くなるのだが、前半でももうっちょっと盛り上がりが欲しかった。
でも、そう思うのも、ハリウッド映画に毒されているからなのかな。

★★★☆☆

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キレッキレ

映画「デス・ウィッシュ」を観た。
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外科医のカージーは、強盗に妻を殺され、娘も意識不明に陥る。
意気消沈していたカージーは、銃のCMを見たことをきっかけに、自分の手で街の悪人を始末することに目覚める。
そして、病院に運び込まれた男が、妻と娘を襲った一味の関係者であることを知ったカージーは、その男のスマートフォンから、復習に乗り出す。

カージーにブルース・ウィリス。「シン・シティ 復讐の女神」「G.I.ジョー バック2リベンジ」。
妻ルーシーにエリザベス・シュー。「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」「マーヴェリックス 波に魅せられた男たち」。
娘ジョーダンにカミラ・モローネ。今作がデビュー作のよう。
カージーの弟ポールにヴィンセント・ドノフリオ。「ザ・リング/リバース」「マグニフィセント・セブン」。
刑事レインズにディーン・ノリス。「悪の法則」「スターシップ・トゥルーパーズ」。
同ジャクソンにキンバリー・エリス。今作が初見。
監督はイーライ・ロス。「ルイスと不思議の時計」。

過程を乱された父親が、次々に悪人ども成敗する。
なんだかリーアム・ニーソンが最近よくやる役柄だなと思ったら、実際にそういう案もあったそうな。
そんな状況に危機感を感じたわけではないだろうが、今作のブルース・ウィリスは、銃を持ったとたんにキレる父親を、小気味よく演じている。
きっと本人も楽しかったんじゃなかろうか。
ただ、ラストはいささか息切れ感が漂って、「おいおいそりゃないよ」と思ったのは私だけだろうか。

★★★☆☆

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